ゼロからのキャリアアップ

キャリアアップをめざす人を応援します

ITスキルアップの3原則

ITスキルが大事とはよく言われますが、闇雲に学ぼうとすると大変です。
そこで、ITスキルを効率よく高める3つの原則についてまとめます。

■ITスキルアップの3原則
(1)浅く広く学ぶ
はじめはこの考え方が大事です。
ITの世界はすべてが繋がりをもって広がっていますので、特定の分野に集中するよりも、浅く広く学び始める方が得策です。
たとえば、
・よく使うOffice製品の使い方に留まらず、セキュリティについて学ぶ。
クラウドインフラの勉強に加えてプログラミング言語の習得を目指す。

このように、少し違う領域にも手を出して浅く広く勉強するのがポイントです。


(2)習うより慣れろ
ITの世界は「動くもの」を扱うことがほとんどです。
それが故に、教科書のような書籍で理解するのには限界があります。
結局のところ、「実際に動かしてみる」「手を動かす」こういった学習が最も効果的です。


(3)垂直方向に学ぶ
これが出来ればITスキルや市場価値が上がりやすくなります。
ここでは、「ある製品や技術領域」に特化して学ぶことを水平方向の学びと呼びます。
それに対して、「実現したいこと」を念頭におき、必要になる製品や技術を上から下まで学ぶことを垂直方向の学びと呼びます。
IT業界にいるような、一般的にはITのプロと思われている人たちでも、意外と出来ていないことが多いです。
たとえば、こういうのは水平方向に特化したケースです。
・目の前の仕事はデータ集計なので、Excelの使い方ばかり学ぶ
・セキュリティの専門家なので、セキュリティ製品や技術ばかり学ぶ
・プログラミングは誰か他の人がやってくれるので、サーバやクラウドインフラのことばかり学ぶ

垂直方向に学ぶとこうなります。
・あるサイトからの情報取得と、Excelでのグラフ化と、社内の共有フォルダへのアップロードを自動化する方法を学ぶ
・安全なウェブサイトを公開するために、セキュリティに加え、サーバ構築やHTMLコーディングも学ぶ
・サーバやクラウドに加え、その上で動かすアプリケーションの開発手法も学ぶ


このような原則を意識しながら学習することで、自分の価値を高めるITスキルを効率よく習得できます。