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会社員か?個人事業主か?

会社員としてキャリアを積んでいくのか、個人事業主としてやっていくのか、一度は考えられる方が多いのではないでしょうか?

どちらにも利点があり、どちらにもリスクがありますが、会社員から始めて、いずれは個人事業主としてのキャリアも混ぜていくのがいいと思います。

■税金の面から考える
稼いだお金で資産形成する、買いたい物を買う、人それぞれお金の使い道があると思います。
しかし誰にでも共通するのは、税金です。
働いて稼いだお金には税金がかかります。

その税金を少しでも下げるためには、経費利用により課税対象金額を下げられる個人事業主の方がいいと言えます。

■スキルや経験から考える
もし今の時点で、個人事業主としてやっていけるだけのスキルや経験が十分にあるのであれば、いきなり個人事業主になることも夢ではないと思います。
しかし、自分ができることが分からない、何が出来そうかも分からない、そのような状態だとしたら、会社員から始めることをオススメします。

■会社員から始めるメリット
どのような会社に入るかが大事ですが、会社員から始めることで次のようなことが期待できると思います。

1. その業界について知れる
どのような業界でもそうだと思いますが、現場経験に勝る情報はありません。
業界動向、財務データ、求人情報などはインターネットで情報を得ることができますが、より深い情報を得るにはその業界に飛び込むことが一番です。
会社員であれば、仮に個人としての能力が十分ではない段階でも案件に関われる可能性が高まります。

2. 会社の仕組みについて学べる
会社員は自分の担当業務しかやっていないようで、実は意外と広い知識を得ることになります。
どんな部門があるか、受発注はどのようにして行われるか、会社の業績はどのように管理されていくかなど色々とあります。
これらはもちろん本やインターネットでも学べる知識ですが、何も知らない状態であれば、一度会社に入ってみて体験した方が早い可能性があります。
また、会社員を長く続けるつもりが無くても、会社がどんなところかを知ることは有益であると言えます。働く人の多くは会社員であるため、今後その人たちを相手に何かをする時に、必ず役に立つ知見を得られるでしょう。

3. 研修を受けられる
会社によっては外部の研修を受けるためにお金を出してくれたり、独自の研修を持っていたりします。
キャリアを築いていく上で自己投資は不可欠ですが、場合によってはお金がかかります。
その点、会社が研修費を出してくれるのであれば、これを利用しない手はありません。

4. 分かりやすい実績を作れる
将来的に個人事業主として誰かと繋がりを持ったり、あるいは転職をするとします。
その時に、何もないよりは何かしらアピールできる実績があった方が有利です。
伝わるか伝わらないか分からない自己紹介をするよりも、○○会社で○○の業務をしていました、と伝える方が伝わりやすいかもしれません。
自分の実績を伝える引き出しは多いに越したことはありません。


キャリアを築いていく上では、何を重視したいかを考えること、情報を一つでも多く集めること、実績を一つでも多く積み上げていくことが大事です。
それらを意識しながら、自分にとっては会社員がいいのか?個人事業主がいいのか?あるいはいきなり投資家にでもなるのがいいのか?といったことを考えるのがいいと思います。